みなさまこんにちは。
zyunkyubinです。
そして、あけましておめでとうございます。
・・・遅い!!笑
こちらのブログでは、新年一発目の投稿となります。
ことしもよろしくお願いします。
今回は読書感想です。
『本気でFIREをめざす人のための資産形成入門』
今回読んだのは、
穂高唯希さんの『本気でFIREをめざす人のための資産形成入門』です。
個人的に、去年の年末あたりから投資の勉強がしたいなと思って、
何冊か投資関連の本を買っています。
理由は、コロナ禍で海外旅行に当分行けないので
この期間に旅行資金でも運用出来ないかな~、とか思ったからです。
自粛期間中に見た、youtubeでFIREという概念について知って興味もあって、
この本を買いました。
FIRE(Financial Independent and Retire Rearly)とは
まず、この本のタイトルにもあるFIREという概念についてです。
FIREとは、
Financial Independent and Retire Rearly
の頭文字をとったもので、日本語に直すと
経済的自立・早期退職
といった意味になります。
要は、会社から支払われる賃金だけに頼らず、自分でお金が発生する仕組みを生み出して早めに退職して、自分のやりたい事をしながら生きよう、っていう生き方ですね。
欧米の若者を中心に注目されている生き方らしく、
実際にFIREを実践している方も現れ始めているそうです。
著者は30歳でFIRE達成
この本の著者・穂高唯希さんは、
30歳でFIREを達成され、努めていた企業を退職して
今は悠々自適な生活をされているようです。
元々、ブログやSNS等でも情報発信されていたインフルエンサーのようで、
自身がFIREを達成するまでの過程を日々発信されていたみたいです。
自分は、これまでお金のことをあまり考えてこなかったので、知らなかったのですが
恐らく界隈では、有名な方のようですね。
そんな若くして、FIREを達成した著者が、
どのようにFIREを達成出来たのか、実践されてきた方法や理論をあますことなく書いてくれるのが、この本なのです。
高配当米国株式に投資
正直、FIREしてみたいですよね。
私も定期的な不労所得を手にいれて、時間に縛られずに海外旅行とか
してみたいです!笑
では、どうすればFIREを達成できるのか、
著者の方が、FIREをするにあたって実践した方法は・・・
米国高配当株式に収入の大半を投資し続ける
です。めちゃめちゃシンプルでした。
株に投資すると、配当金ってもらえますよね。
会社の利益に応じて、利益を株主にお金で還元するやつです。
配当金の割合って、企業の銘柄によって異なるのですが、
もらえる配当金の割合が高い、企業がいくつかあるわけです。
著者の方は、高配当の銘柄をいくつかピックアップして、
そこに毎月の給料の大半を投入し続けたわけです。
配当金って投資額の数%とかなので、
投資額が少ないうちは、当然もらえる配当も少ないです。
ただ、毎月投資を続けて100万、500万、1000万、2000万と投資額が増えるにつれて、
配当額も初めは数千円だったものが、数万、数十万と増加していくのです。
そして、ゆくゆくは毎月の配当金だけで
生活費を賄えるように・・・
晴れてFIREの達成ですね。
著者の投資経験・分析から得た知見
本の中では、著者の方のこれまで人生等も
書かれているのですが
結構、若いころから投資をされていたようで
たくさん失敗等も繰り返してこられたみたいです。
紆余曲折の結果、上記の高配当株への投資といった方法にたどり着いたようで
それなりに理論に説得力もあります。
また、著者は米国を中心に海外の高配当株をメインに所持されていて
何故、米国株が良いか、についても具体的に説明してくれています。
海外株式って投資に知見が無い人にとっては、
日本の株でさえ怖いのに、よくわからない海外なんてもっと怖い・・みたいな
かなりとっつきずらいイメージがあると思うんですよね。
(自分もそうでした。)
ですが、この本を読んだら
意外と外国株って怖くない、むしろギャンブルするよりもよっぽど手堅いんじゃない?
いろんなデータを見るとそんな気がしてきます。
紹介される理論も、具体的な数値に基づいているものが多いので
説得力がありました。
FIREは可能なのか
では、結局この本のタイトルの通り30歳でFIREは可能なのでしょうか。
可能か可能でないかで言えば、可能です。
ですが、著者と同じやり方で
30歳でFIREを目指すのは、多分ほとんどの人にとって厳しいです。笑
著者は、支出をがっつり削って、収入の8割を投資に回していたり、
そこそこ大きな大企業勤めだったりと、前提条件だったりFIREに対する意識・熱意といったものが大きいので、この人だからこそ出来てるんだなと思いました。
自分に合った投資スタイルで人生を豊かに
ですが、この本の本質ってそこ(FIRE達成)だけでは無いんですね。
著者のメッセージとしては
「投資」というものを理解し、実践してお金を少しでも増やして
人生を豊かにしよう
といったものかなと思いました。
本の中でも書いてありますが、
著者曰く、FIREだったりお金だったりというのはあくまで手段にすぎません。
問題はその手段で何をしたいかです。
人生において何か成したいことがあるから、お金を使う。
そのために自分のお金を投資を通じて、ちょっとでも増やしていく。
お金があれば人生の選択肢も増え、より豊かな人生を送れます。
FIREは著者が望んだ人生を送るための一つの方法だった訳ですが、
皆が皆おなじやり方をすれば幸せになれるとも限りません。
なので、筆者の体験談はあくまで一つの方法として取り入れ、
自分に合った一番気持ちよく続けられる投資の仕方を見つけて
少しでも資産を増やし、人生を少しでも豊かにしよう。
そんなメッセージが込められているなと感じました。
感想
投資に興味を持つ第一歩として良い
FIREってよいな~
自分も不労所得で自由に行きたい・・!
というめちゃめちゃ不純な理由で買ってみた本でしたが、(笑)
読んでみると、投資に関する知識だったり、
資産運用の考え方といった部分の記載も多く、
投資への興味を持つきっかけになる内容でした。
現に、自分はこの後いくつか投資に関する本を購入しました。笑
自分と同年代くらいの社会人の皆さんに、お勧めしたいです。
せっかく資本主義社会に生きている訳ですから、
賢く投資を利用したいですよね。
今日はここまでです。
読んでくださった皆様、ありがとうございました!