29歳社会人の世界を旅したいブログ

zyunkyubinと申します。旅行、英語、本、日々出来事等発信させていただきます。

【読書】30歳でFIREは可能なのか。『本気でFIREをめざす人のための資産形成入門』を読んで。

みなさまこんにちは。
zyunkyubinです。

そして、あけましておめでとうございます。
・・・遅い!!笑

こちらのブログでは、新年一発目の投稿となります。
ことしもよろしくお願いします。

 

今回は読書感想です。

 

 

『本気でFIREをめざす人のための資産形成入門』

今回読んだのは、
穂高唯希さんの『本気でFIREをめざす人のための資産形成入門』です。

 

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www.amazon.co.jp

 

個人的に、去年の年末あたりから投資の勉強がしたいなと思って、
何冊か投資関連の本を買っています。

理由は、コロナ禍で海外旅行に当分行けないので
この期間に旅行資金でも運用出来ないかな~、とか思ったからです。

自粛期間中に見た、youtubeFIREという概念について知って興味もあって、
この本を買いました。

 

FIRE(Financial Independent and Retire Rearly)とは

まず、この本のタイトルにもあるFIREという概念についてです。
FIREとは、

Financial Independent and Retire Rearly

の頭文字をとったもので、日本語に直すと

経済的自立・早期退職

といった意味になります。

 

要は、会社から支払われる賃金だけに頼らず、自分でお金が発生する仕組みを生み出して早めに退職して、自分のやりたい事をしながら生きよう、っていう生き方ですね。

欧米の若者を中心に注目されている生き方らしく、
実際にFIREを実践している方も現れ始めているそうです。

 

著者は30歳でFIRE達成

この本の著者・穂高唯希さんは、
30歳でFIREを達成され、努めていた企業を退職して
今は悠々自適な生活をされているようです。

元々、ブログやSNS等でも情報発信されていたインフルエンサーのようで、
自身がFIREを達成するまでの過程を日々発信されていたみたいです。

自分は、これまでお金のことをあまり考えてこなかったので、知らなかったのですが
恐らく界隈では、有名な方のようですね。

 

そんな若くして、FIREを達成した著者が、
どのようにFIREを達成出来たのか、実践されてきた方法や理論をあますことなく書いてくれるのが、この本なのです。

 

高配当米国株式に投資

正直、FIREしてみたいですよね。
私も定期的な不労所得を手にいれて、時間に縛られずに海外旅行とか
してみたいです!笑

 

では、どうすればFIREを達成できるのか、
著者の方が、FIREをするにあたって実践した方法は・・・

 

米国高配当株式に収入の大半を投資し続ける

 

です。めちゃめちゃシンプルでした。

株に投資すると、配当金ってもらえますよね。
会社の利益に応じて、利益を株主にお金で還元するやつです。

配当金の割合って、企業の銘柄によって異なるのですが、
もらえる配当金の割合が高い、企業がいくつかあるわけです。

 

著者の方は、高配当の銘柄をいくつかピックアップして、
そこに毎月の給料の大半を投入し続けたわけです。

 

配当金って投資額の数%とかなので、
投資額が少ないうちは、当然もらえる配当も少ないです。

ただ、毎月投資を続けて100万、500万、1000万、2000万と投資額が増えるにつれて、
配当額も初めは数千円だったものが、数万、数十万と増加していくのです。

 

そして、ゆくゆくは毎月の配当金だけで
生活費を賄えるように・・・

晴れてFIREの達成ですね。

 

著者の投資経験・分析から得た知見

本の中では、著者の方のこれまで人生等も
書かれているのですが

結構、若いころから投資をされていたようで
たくさん失敗等も繰り返してこられたみたいです。

紆余曲折の結果、上記の高配当株への投資といった方法にたどり着いたようで
それなりに理論に説得力もあります。

 

また、著者は米国を中心に海外の高配当株をメインに所持されていて
何故、米国株が良いか、についても具体的に説明してくれています。

海外株式って投資に知見が無い人にとっては、
日本の株でさえ怖いのに、よくわからない海外なんてもっと怖い・・みたいな

かなりとっつきずらいイメージがあると思うんですよね。
(自分もそうでした。)

 

ですが、この本を読んだら
意外と外国株って怖くない、むしろギャンブルするよりもよっぽど手堅いんじゃない?
いろんなデータを見るとそんな気がしてきます。


紹介される理論も、具体的な数値に基づいているものが多いので
説得力がありました。

 

FIREは可能なのか

では、結局この本のタイトルの通り30歳でFIREは可能なのでしょうか。

可能か可能でないかで言えば、可能です。

 

ですが、著者と同じやり方で
30歳でFIREを目指すのは、多分ほとんどの人にとって厳しいです。笑

 

著者は、支出をがっつり削って、収入の8割を投資に回していたり、
そこそこ大きな大企業勤めだったりと、前提条件だったりFIREに対する意識・熱意といったものが大きいので、この人だからこそ出来てるんだなと思いました。

 

自分に合った投資スタイルで人生を豊かに

 

ですが、この本の本質ってそこ(FIRE達成)だけでは無いんですね。

 

著者のメッセージとしては

「投資」というものを理解し、実践してお金を少しでも増やして
人生を豊かにしよう

といったものかなと思いました。

 

本の中でも書いてありますが、
著者曰く、FIREだったりお金だったりというのはあくまで手段にすぎません。

問題はその手段で何をしたいかです。

 

人生において何か成したいことがあるから、お金を使う。

そのために自分のお金を投資を通じて、ちょっとでも増やしていく。

お金があれば人生の選択肢も増え、より豊かな人生を送れます。

 

FIREは著者が望んだ人生を送るための一つの方法だった訳ですが、
皆が皆おなじやり方をすれば幸せになれるとも限りません。

なので、筆者の体験談はあくまで一つの方法として取り入れ、


自分に合った一番気持ちよく続けられる投資の仕方を見つけて
少しでも資産を増やし、人生を少しでも豊かにしよう。

 

そんなメッセージが込められているなと感じました。

 

感想

投資に興味を持つ第一歩として良い

FIREってよいな~
自分も不労所得で自由に行きたい・・!

というめちゃめちゃ不純な理由で買ってみた本でしたが、(笑)

読んでみると、投資に関する知識だったり、
資産運用の考え方といった部分の記載も多く、

投資への興味を持つきっかけになる内容でした。

現に、自分はこの後いくつか投資に関する本を購入しました。笑

自分と同年代くらいの社会人の皆さんに、お勧めしたいです。
せっかく資本主義社会に生きている訳ですから、
賢く投資を利用したいですよね。

 

今日はここまでです。

読んでくださった皆様、ありがとうございました!